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医局員の声
教育/カンファレンス

当科では、広い視野も持ったサイエンスのわかる臨床医を育成することを目指しています。研修医の先生には、外来・病棟における業務を通じて臨床の研鑽を積んでもらうと同時に、数多くの当科主催の講演会に参加してもらっています。今年も例年通り、研修医の先生を対象に春には集中的に眼科基礎知識に関する講義が行われ、秋からは週3回、モーニングクルズスが朝8時から行われています。また週2日は朝のカンファレンスで術前術後のプレゼンを研修医が担当します。1年前にはつたないプレゼンをしていた研修医がどんどん腕を上げて行く姿は頼もしいです。また、白内障手術教育として豚眼実習も系統的に学べるように月2回行われています。
当科において、研修プログラムはかなり密度が濃いため、つらいと感じることもあるかもしれませんが、研修プログラム終了後の様子を伺っていると、研修医同士につよい仲間意識が芽生え、診断スキルや臨床能力も向上し、精神面でも強くなっています。彼らの研修中のフォローアップに、教授と研修医での食事会も年3回ほど行われています。さらに、よりよい研修プログラム作成のため、指導医が集まるのみでなく、実際に研修を受けている研修医からも生の声を聞き、次期研修プログラムに反映するようにしています。こういった風通しのよいところも慶大眼科の魅力のひとつです。
また、慶大眼科で研修する魅力として忘れてならないものにKIEPO プログラム(慶應―イリノイ交換留学研修プログラム)があります。2週間の米国研修留学は、希望者はすべて行けることになっています。参加した先生方は皆、アメリカの現場の眼科医療を体験でき、かけがえのない経験ができたと話しています。また、研修医の先生が最初に公的な場でプレゼンする機会として、秋にはオータムセミナーを設けています。



■ 招待講演(2014年) Special Lectures 2014

2月13日 招待講演1 上田泰己(理化学研究所 発生再生科学総合研究センターシステムバイオロジー研究プロジェクトプロジェクトリーダー・東大) 個体レベルのシステム生物学に向けて
−睡眠・覚醒リズムを例に−
4月10日 招待講演2 大熊敦史(公益財団法人がん研究会 がん研究所がん生物部) IκB-ζ遺伝子欠損マウスにおけるシェーグレン症候群の発症機序
5月23日 招待講演3 浦野文彦(Division of Endocrinology, Metabolism and Lipid Research, and Department of Pathology Washington University School of Medicine) Targeting Endoplasmic Reticulum to Combat Blindness in Wolfram Syndrome
6月12日 招待講演4 千葉卓哉(早稲田大学人間科学学術院 准教授) カロリー制限による抗老化作用の標的シグナルとその制御物質
6月26日 招待講演5 渡辺恭良(独立行政法人理化学研究所 ライフサイエンス技術基盤研究センター センター長) 分子・脳機能イメージングを活用した創薬・医療イノベーション
7月7日 招待講演6 佐藤亜希子(Department of Developmental Biology, Washington University School of Medicine) Role of Hypothalamic Sirt1 in Sleep Quality, Aging and Longevity
7月17日 招待講演7 真鍋一郎(東京大学大学院医学系研究科循環器内科) 生活習慣病における慢性炎症と臓器連関
9月18日 招待講演8 小室一成(東京大学大学院医学系研究科循環器内科学 教授) 心不全の発症機序を血管、炎症、老化から考える
9月25日 招待講演9 菅原岳史(千葉大学大学院医学研究院眼科学 講師) レギュラトリーサイエンス(RS)・カンファランス(1)「p 値に惑わされないRS的な研究」(臨床上の位置づけ vs 対象試験集団の吟味)
10月2日 招待講演10 宮本健史 (慶應義塾大学医学部 整形外科学教室 講師) 骨粗鬆症への挑戦
11月20日 招待講演11 深田俊幸(理化学研究所上級研究員) 亜鉛によるシグナル伝達:健康と病気を統御する新しい制御機構
12月4日 招待講演12 小坂田文隆(名古屋大学 大学院創薬科学研究科細胞薬効解析学分野 講師) 狂犬病ウイルスを用いた新規神経回路解析法
12月11日 招待講演13 堀裕一(東邦大学医学部眼科学講座(大森)教授) 涙液の不思議 〜ドライアイと流涙症〜
   
新入局員【1年目の仕事について】

後期研修医 1年 中山直彦
1st year resident, Naohiko Nakayama


本年度は私含め12名(男性6名、女性6名)が入局しました。初期臨床研修では主に内科を学んだため、入局当初は眼科について右も左もわからない状態でした。それでも、優しく熱意のある上級医のご指導のもと、眼科の診察手技や病態について学び、夏からは病棟業務や当直を独立して行うようになりました。また、角膜提供してくださる方からの眼球摘出を任され、眼科医でありながら人の命に関わり、生きている方に光を与えるという使命感を感じる機会が何度かありました。秋には徐々に一般外来の外勤を任されるようになり、知識不足を痛感すると同時に日々成長を感じております。週に数回の教育講演やクルズスでは、眼科のみならず広く最新の医学知識を吸収でき、最近では各自が学会発表の準備にも取り組んでおります。勤務時間外では、教授から1日1時間は勉強をするようご指導いただき、皆なんとか時間を作るように努力しております。同期の雰囲気はとても良く、切磋琢磨しながら日々の診療を行っております。辛いこともありますが、日々ごきげんな毎日を過ごすように心がけております。まだまだ眼科医として未熟ですが、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。


First-Year “Gokigen” Residents’ Life
Twelve members joined the residency program at Keio’s Ophthalmology Department this year. Although many of us didn’t have a clue about how to deal with“eyes”at first, everybody learned to be able to work on call independently by summer, thanks to the education by the kind and passionate senior doctors. We also had some opportunities to extract eyeballs from donor patients. It brought us a sense of mission as on ophthalmologists to restore the sight of many patients. After summer, we gradually started to work in the outpatient clinic, and it made us realize that the one thing we knew was that“we knew nothing!”Our educational program includes many lectures that focus not only on ophthalmology but also on general medicine, which helps us to expand our knowledge. Our policy is to work hard and play hard. We frequently gather together to learn from one another, go out for dinners, and enjoy sports during our free time.

   
手術教育【ウェットラボについて】

本年度も11月よりウェットラボが始まりました。豚眼を使わせていただき、根岸先生はじめ多くの先生方にご指導いただいております。簡単そうに見える手技でも、実際に顕微鏡下で行うと難しいことが多く、助手として手術に入った際に術者の手の動きに注目するようになりました。手術手技を上達させるために継続して練習を積んでいきたいと思います。


Wet laboratory
During wet lab sessions, we practice the steps of cataract surgery on pig eyes. Although it looks simple to perform, it is actually difficult to complete it smoothly. We hope we perform the operation someday in the near future, if we keep practicing it over and over again. We all cherish our residency time, and hope to save many patients’vision in the future.

   
慶應−イリノイ 交換留学研修プログラム体験記

後期研修医 2年 國見洋光
2nd year resident, Hiromitsu Kunimi


入局2年目にあたる後期研修医9名は、2014年9月、10月に各2週間、University of Illinois at Chicagoで眼科の研修留学をさせていただきましたので報告いたします。その中で感じたこと、経験できたことは数多くあり、米国と日本での研修プログラムや外来システムの違いには特に驚かされました。それぞれにメリットとデメリットがあるように感じましたが、イリノイの少数精鋭の眼科レジデントの貪欲さにはとにかく刺激をうけ、帰国してからの自分たちの眼科学へ向き合う姿勢も変えていかなくてはいけないと痛感しました。
また、後発組はシカゴで開催されたA A O(American Academy of Ophthalmology)にも参加し、活気ある米国の眼科医の集いを存分に楽しみました。あちらでは多くの医師、スタッフに助けられ、楽しく、また大変勉強になる時間を過ごさせていただきました。坪田教授、Azar教授はじめ、関係者の方々に深く感謝申しあげます。


Nine second-year residents had the opportunity to study and train at the Departmentof Ophthalmology, University of Illinois at Chicago (UIC) for two weeks, one group in September and the other in October. We had many experiences, and it surprised us that there are so many differences between the training programs and outpatient system between UIC and Japan. There are advantages anddisadvantages to both systems, but we were stimulated by the‘elite’residents in Illinois who gave us better motivation for study and practice after we returned home to Japan.
The second group’s rotation coincided with the annual meeting of the American Academy of Ophthalmology (AAO) being held in Chicago, and through that they felt the passion of the US ophthalmologists’ minds.
We had an amazing experience through the help of so many doctors and other staff. Prof. Tsubota, Prof. Azar, and all concerned, thank you for your great support.


 
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